ssm:tips

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 =====  大きな容量(画像など)のデータを登録したい  ===== =====  大きな容量(画像など)のデータを登録したい  =====
-画像等のデータは毎秒24MByte等、非常におおきな記憶容量を必要とします。\\ +画像等のデータは毎秒24MByte等、非常におおきな記憶容量を必要とします。 
-SSMでは共有メモリにデータを蓄積するため、\\ + 
-記録できる容量は共有メモリサイズに依存します。\\+SSMでは共有メモリにデータを蓄積するため、 
 + 
 +記録できる容量は共有メモリサイズに依存します。 
 設定されている共有メモリの大きさは下記 設定されている共有メモリの大きさは下記
- /proc/sys/kernel/shmmax + <code>/proc/sys/kernel/shmmax</code> 
-で参照できます。\\+で参照できます。 
 また、一時的にサイズを変更する際は、 また、一時的にサイズを変更する際は、
- # echo <サイズ> > /proc/sys/kernel/shmmax+ <code># echo <サイズ> > /proc/sys/kernel/shmmax</code>
  
-ずっと変更する際は、&color(#ff0000){/etc/sysctl.conf};に +ずっと変更する際は、<color red>/etc/sysctl.conf</color>に 
- kernel.shmmax = <サイズ>+<code> kernel.shmmax = <サイズ></code>
 その後、 その後、
- #/sbin/sysctl -p +<code> #/sbin/sysctl -p </code> 
-をやると良いらしいです。(画像を扱うならサイズ=134217728くらい)\\ +をやると良いらしいです。(画像を扱うならサイズ=134217728くらい) 
-参考URL\\ + 
-http://search.luky.org/linux-users.a/msg06387.html+参考URL: 
 +[[http://search.luky.org/linux-users.a/msg06387.html]]
  
 ===== SSMプロパティーに大きなデータ(8k以上とか)を登録したい  ===== ===== SSMプロパティーに大きなデータ(8k以上とか)を登録したい  =====
 SSMプロパティーはメッセージを使ってやりとりします。\\ SSMプロパティーはメッセージを使ってやりとりします。\\
-その為プロパティーの最大値は+その為プロパティーの最大値は、 
 +<code>
  /proc/sys/kernel/msgmax  /proc/sys/kernel/msgmax
  /proc/sys/kernel/msgmnb  /proc/sys/kernel/msgmnb
-に定義されています。<br />+</code> 
 +に定義されています。 
 また、一時的にサイズを変更する際は、 また、一時的にサイズを変更する際は、
 +<code>
  # echo <サイズ> > /proc/sys/kernel/msgmax  # echo <サイズ> > /proc/sys/kernel/msgmax
  # echo <2倍サイズ> > /proc/sys/kernel/msgmnb  # echo <2倍サイズ> > /proc/sys/kernel/msgmnb
 +</code>
  
-ずっと変更する際は、&color(#ff0000){/etc/sysctl.conf};+ずっと変更する際は、<color red>/etc/sysctl.conf</color> 
 +<code>
  kernel.msgmax=32768  kernel.msgmax=32768
  kernel.msgmnb=65536  kernel.msgmnb=65536
 +</code>
 その後、 その後、
 +<code>
  #/sbin/sysctl -p  #/sbin/sysctl -p
-をやると良いらしいです。\\ +</code> 
-参考URL\\ +をやると良いらしいです。 
-http://zpache.seesaa.net/article/52092947.html+ 
 +参考URL:[[ 
 +http://zpache.seesaa.net/article/52092947.html]] 
 + 
 +これだけでは足りないので、ついでに<color red>/etc/security/limits.conf</color>も編集します 。
  
-これだけでは足りないので、ついでに&color(#ff0000){/etc/security/limits.conf};も編集します \\ +適当な位置に以下を書き加えてください。 
-適当な位置に以下を書き加えてください+<code>
  @ymbc - msgqueue 8192000  @ymbc - msgqueue 8192000
-その後再ログインします+</code> 
 +その後再ログインします
  
 =====  SSMの連続で動かすことのできる最大時間  ===== =====  SSMの連続で動かすことのできる最大時間  =====
 SSMはリングバッファの管理にtid(int型の値)を使っており、これがカウントアップされることでデータが更新したかどうかを判断している。 SSMはリングバッファの管理にtid(int型の値)を使っており、これがカウントアップされることでデータが更新したかどうかを判断している。
  
-C言語でint型の最大値は2147483647であり、これがデータの上限となる。\\+C言語でint型の最大値は2147483647であり、これがデータの上限となる。
 これを超えたときの動作は未定(たぶんデータの読み書きができなくなる)である。 これを超えたときの動作は未定(たぶんデータの読み書きができなくなる)である。
  
 目安として、YP-Spurの様に5msec周期で動作させたとき、周波数は200Hzなので、 目安として、YP-Spurの様に5msec周期で動作させたとき、周波数は200Hzなので、
 +<code>
  2147483647 / 200 / 3600 / 24 = 124.275674  2147483647 / 200 / 3600 / 24 = 124.275674
 +</code>
 なので、124日は連続で使用することができる。 なので、124日は連続で使用することができる。
  
  • ssm/tips.1409237754.txt.gz
  • 最終更新: 2023/03/29 06:15
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